がん患者さんの疼痛コントロール(注射薬編)

こんばんは、ふぁるまりです。

前回、ざっくり編ということで、本当にざっくり紹介しました。

 

www.hhcpharmacist.com

 

いつかもう少し肉付けしますね(;^ω^)

では早速。

オピオイドの注射薬について

がん患者、特に終末期になると、オピオイドの注射薬で疼痛コントロールを行うことがあります。

在宅で使用できるオピオイドの注射薬は、

の4種類です。

換算比に関しては下記の国立がん研究センターのページを参考にさせていただいています。

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/palliative_care/201901opioid.pdf

 

換算比を踏まえてそれぞれの特徴と、普段感じていることを述べていきたいと思います。

(私の主観ですが、赤字=メリット 青字=デメリット として色分けしています。)

モルヒネ

1%(10㎎/A、50㎎/A)と4%(200㎎/A)があり、高用量でも少ない液量で対応できるので使いやすい印象。

また呼吸苦の緩和にもよく用いられます。

ただ腎機能が悪い患者さんには使いづらいのかなーと。

 

オキシコドン

腎機能が悪い患者さんにも使いやすい。

呼吸苦の緩和に対するエビデンスモルヒネより少ないです。

1%注しかないので、高用量になると使いづらくなってきます。。。

高濃度製剤は不安定だとかなんとか。

 

フェンタニル

換算比を見るとフェンタニルが一番強そうに見えますが、フェンタニル注は0.01%しかありませんので、1mLのあたりの強さは1%モルヒネと一緒。

経口不可→フェンタニル貼付剤→オピオイド

の流れが多い割に、使われていない印象。

正直よくわからない(´・ω・`)

 

ヒドロモルフォン

2019年4月末から在宅で使用可能に。

0.2%(2㎎/A)と1%(20㎎/A)があり、モルヒネよりも少量でのコントロールが可能。

また、呼吸苦に対する効果もあると言われています。

腎機能が悪い患者さんにも使いやすいです。

 

 

まぁこんな感じでしょうか?

ほんとフェンタニル注だけは触らないのでよくわかりません。。。

ケミカルコーピングが関係してるのかな?

もうちょっと勉強が必要ですね(;^ω^)

 

さて、高濃度製剤があるといいよね!1規格しかないのが残念!

って話をしましたが、これ結構重要視しています。

オピオイドの注射薬はアンプルのままお渡しすることはほとんどありません。

様々なポンプに充填してお渡しすることとなるのですが。。。

 

続きはポンプ編(仮)で!

 

今回もふわーっとした感じの内容でしたが、お付き合いありがとうございました。

これからもよろしくお願いしますm(__)m